SPECIAL
2019.5.22
岡泰誠さんが使ってみた!Stages Power meter Dura-Ace R9100 レポート
「令和」になって最初のJプロツアー、2019年5月11日に開催された「宇都宮ロードレース」で敢闘賞に選ばれた岡泰誠さん。
2018ニセコクラシックチャンピオンという実績を持つプロレーサーにstages Power meter Dura-Ace R9100を実際に使っていただいた。
【パワーデータの正確性について】
使用し始めた当初より、ステージズのパワー数値は非常に安定しています。今までに他社のパワーメーターを使用した経験がありますが、いずれも値にばらつきが大きいと感じたことがありました。パワーメーターは温度や湿度など、様々な要因から影響を受けると言いますが、それに加えて洗車したときの水による浸食などによる内部エラーもあったと思います。 乗車前に校正をかけるようには心掛けていますが、忘れてしまっても明らかに異常値と思うような値を出したことが一度もないパワーメーターは今回が初めてです。
いわゆる「パワーメーターマニア」の方々の間で2014年頃よく言われていたのが、ひずみゲージを4本内蔵したSRMが最も正確なデータを示していて、それ以外の製品はパワーメーターとして認められないという内容でした。 確かにSRMは生のデータにおいてカメラに例えると一眼レフのように高精度であることは間違いないでしょう。しかし、最近はソフトウェアで補正をかけたスマートフォンのカメラでも非常に綺麗な写真が撮れるようになっているのと似て、クランクそのものをひずみゲージとしてソフトウェア補正をかけたパワーメーターでも十分に有用なデータが取れるようになってきていると思います。トレーニングのモチベーションや効率を上げることを主目的としたパワーメーターというデバイスの役割を十分に果たせるクオリティーが現在のステージズにはあると感じています。
【電池の耐久性について】
3/16(土)から使用を開始して、5/7(火)に最初の電池交換をしました。約50日間で、走行距離はおよそ4000㎞、走行時間はおよそ140時間でした。 決して高価な電池ではなく、一般ユーザーの方であればもっと走行時間も短いので、電池のランニングコストはさほど気にならないと思いました。ただし、乗らずに放置している間にどのくらいの電池残量が消費されているかというデータは取れないので、その点についてはわかりません。
宇都宮ロードレースでの一幕
【水に対する強さについて】
よく、洗車方法などを解説した雑誌やビデオでは、パワーメーターにはあまり水をかけないようにと言われていますが、私の場合はステージズが水に対して強くなったことを実証するために、敢えて水圧強めでパワーメーター周辺にも水をかけて洗車しています。今のところ水によるトラブルは一切起きていません。(ただし高圧洗浄機などは使っていません)
【お客様からの要望・意見について】
私のコーチングのクライアントにはいつも、メーターによるフィードバックよりも、ビデオによる動作解析(または、鏡)と筋肉の疲れ具合によってペダリングを評価するように伝えています。ステージズの場合はパワーの値と左右バランスのみがわかるというシンプルさが良いと思います。パワーメーターの重量が軽くて、コンパクトなのでクランクとフレームのクリアランスが小さいフレームでも使用できて、価格も手ごろであるということが、お客様にとってのステージズの魅力となっているようです。
※「宇都宮ロードレース」で敢闘賞に選ばれた岡泰誠さん
【ステージズのメリットまとめ】
・軽くてコンパクトである
・低価格
・データが正確
・電池交換が楽
・水に強い
・軽くてコンパクトである
【さらに普及させていくための、今後の課題】
・使いやすく、データをしっかり拾うサイクルコンピューターとのタイアップ。
・見やすく、使いやすく、より詳細に見られるパワーデータ解析ソフト。
・データの信頼性と、耐久性に対する市場でのイメージの向上。
プロならではの目線でStagesの良さ、また「もっとこうしたら」という貴重なご意見をいただきました。
今後益々のご活躍が期待される岡泰誠さん。ありがとうございました!
【岡泰誠さんプロフィール】
2018年のグランフォンド日本チャンピオン(ニセコクラシック優勝)
高校から自転車競技を始め、大学2年で一度は引退する。その後、バイクフィッター・自転車コーチとしての活動をスタート。 指導しているトレーニングの効果を実証するため、昨年からレースに復帰する。
【戦績】
2018JPT山口カルストロードレース:6位
JPT経済産業大臣旗杯:7位
【資格】
日本体育協会公認自転車コーチ
最近の実績ではJプロツアー第5戦「宇都宮ロードレース」で敢闘賞に選ばれています。
◆Jプロツアー第5戦 宇都宮ロードレース記事はこちら
【今回レポート使用モデル】
Stages Power meter Dura-Ace R9100 Dual Sided/ステージズ パワーメーター デュラエース(両サイド計測可能モデル)
【パワーデータの正確性について】
使用し始めた当初より、ステージズのパワー数値は非常に安定しています。今までに他社のパワーメーターを使用した経験がありますが、いずれも値にばらつきが大きいと感じたことがありました。パワーメーターは温度や湿度など、様々な要因から影響を受けると言いますが、それに加えて洗車したときの水による浸食などによる内部エラーもあったと思います。 乗車前に校正をかけるようには心掛けていますが、忘れてしまっても明らかに異常値と思うような値を出したことが一度もないパワーメーターは今回が初めてです。
いわゆる「パワーメーターマニア」の方々の間で2014年頃よく言われていたのが、ひずみゲージを4本内蔵したSRMが最も正確なデータを示していて、それ以外の製品はパワーメーターとして認められないという内容でした。 確かにSRMは生のデータにおいてカメラに例えると一眼レフのように高精度であることは間違いないでしょう。しかし、最近はソフトウェアで補正をかけたスマートフォンのカメラでも非常に綺麗な写真が撮れるようになっているのと似て、クランクそのものをひずみゲージとしてソフトウェア補正をかけたパワーメーターでも十分に有用なデータが取れるようになってきていると思います。トレーニングのモチベーションや効率を上げることを主目的としたパワーメーターというデバイスの役割を十分に果たせるクオリティーが現在のステージズにはあると感じています。
【電池の耐久性について】
3/16(土)から使用を開始して、5/7(火)に最初の電池交換をしました。約50日間で、走行距離はおよそ4000㎞、走行時間はおよそ140時間でした。 決して高価な電池ではなく、一般ユーザーの方であればもっと走行時間も短いので、電池のランニングコストはさほど気にならないと思いました。ただし、乗らずに放置している間にどのくらいの電池残量が消費されているかというデータは取れないので、その点についてはわかりません。
宇都宮ロードレースでの一幕
【水に対する強さについて】
よく、洗車方法などを解説した雑誌やビデオでは、パワーメーターにはあまり水をかけないようにと言われていますが、私の場合はステージズが水に対して強くなったことを実証するために、敢えて水圧強めでパワーメーター周辺にも水をかけて洗車しています。今のところ水によるトラブルは一切起きていません。(ただし高圧洗浄機などは使っていません)
【お客様からの要望・意見について】
私のコーチングのクライアントにはいつも、メーターによるフィードバックよりも、ビデオによる動作解析(または、鏡)と筋肉の疲れ具合によってペダリングを評価するように伝えています。ステージズの場合はパワーの値と左右バランスのみがわかるというシンプルさが良いと思います。パワーメーターの重量が軽くて、コンパクトなのでクランクとフレームのクリアランスが小さいフレームでも使用できて、価格も手ごろであるということが、お客様にとってのステージズの魅力となっているようです。
※「宇都宮ロードレース」で敢闘賞に選ばれた岡泰誠さん
【ステージズのメリットまとめ】
・軽くてコンパクトである
・低価格
・データが正確
・電池交換が楽
・水に強い
・軽くてコンパクトである
【さらに普及させていくための、今後の課題】
・使いやすく、データをしっかり拾うサイクルコンピューターとのタイアップ。
・見やすく、使いやすく、より詳細に見られるパワーデータ解析ソフト。
・データの信頼性と、耐久性に対する市場でのイメージの向上。
プロならではの目線でStagesの良さ、また「もっとこうしたら」という貴重なご意見をいただきました。
今後益々のご活躍が期待される岡泰誠さん。ありがとうございました!
【岡泰誠さんプロフィール】
2018年のグランフォンド日本チャンピオン(ニセコクラシック優勝)
高校から自転車競技を始め、大学2年で一度は引退する。その後、バイクフィッター・自転車コーチとしての活動をスタート。 指導しているトレーニングの効果を実証するため、昨年からレースに復帰する。
【戦績】
2018JPT山口カルストロードレース:6位
JPT経済産業大臣旗杯:7位
【資格】
日本体育協会公認自転車コーチ
最近の実績ではJプロツアー第5戦「宇都宮ロードレース」で敢闘賞に選ばれています。
◆Jプロツアー第5戦 宇都宮ロードレース記事はこちら
【今回レポート使用モデル】
Stages Power meter Dura-Ace R9100 Dual Sided/ステージズ パワーメーター デュラエース(両サイド計測可能モデル)
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