ATL(Acute Training Load)
ATLとはAcute Training Loadの略で、7日間(1週間)の
TSSの平均値のこと。短期的な体力のベースを示す。今の自分にどれだけ体力的なベースがあるかの指標となる。
(類似:CTL(Chronic Training Load))
BPM(Beat Per Minuite)
BPMとは1分あたりの心拍数のこと。
心拍数/分
CTL(Chronic Training Load)
CTLとはChronic Training Loadの略で、42日間(6週間)の
TSSの平均値のこと。長期的な体力のベースを示す。今の自分にどれだけ体力的なベースがあるかの指標となる。
(類似:ATL(Acute Training Load))
CPV(Circumferential Pedal velocity)
ペダルの動く速度の事。
長いクランクのほうが、同じ時間あたりのペダルの移動速度は大きくなりますが
逆に同じペダル速度であれば、短いクランクのほうがケイデンスが高くなります。
計算式=ケイデンス×クランク長×2π÷時間
ERGモード
ERGモードとはWahoo
kickrbike/
kickr/
kickr core/
kickr snapのトレーニングモードのひとつ。の回転数にかかわらず指定したワット数が固定された状態でトレーニングが可能。常にその動力が必要になるようトレーナーの負荷を変更してくれるというモードです。同じ出力を要求するので、低回転時には重く、高回転時には軽くなります。長時間漕いでいるとだんだん疲れてきて回転数が落ちても、その分ペダルが重くなるので、負荷からは逃げられないというご自身を追い込みたい時に抜群なモードとなっております。
Wahoo Fitnessアプリ、またはELEMNTサイクルコンピューター本体から設定が可能です。
FulGaz(フルガズ)
FulGaz(フルガズ)とは世界中のユーザーが投稿した、世界中の道路のGPS情報や勾配、走行タイムなどの情報を含む走行動画が多数掲載され、その動画を見ながらトレーニングできるバーチャルサイクリングアプリ。世界のどこかにある本物の道路を走行したときの車載映像を映し出し、しかも路面の勾配も正確に再現するので、よりリアルに近い体験ができるのが特徴。
FTP値
FTP値とは機能的作業閾値パワーのこと。1時間継続できる上限の平均パワー値(平均ワット数)。例えばFTP300Wと言えば、1時間300Wで走り切ることができるという意味。持久的運動能力の指標として使われ、計測テストで数値を割り出す。ワークアウトの指標となります。定期的にテストを行い進捗確認をする。
IF(Intensity Factor)
IF(アイエフ)とは
FTP値を元に運動強度を示す。FTP値を「1」として表示する。走行時の強度をより簡単に表記したもの。
NP(ノーマライズドパワー)÷FTPで計算する。
例えばあるライドのIFが0.5であった場合、FTPの半分の運動強度だったということになります。
KJ
KJとはエネルギー、熱量、仕事の単位。キロジュールと読み、kcalと同じような数値。(KJはパワー値を元に、kcalは心拍数を元に出している)。ダイエット・身体を絞りたい方が使うと便利。
LT(Lactate Threshold)
LT(エルティー)とはLactate Thresholdの略で=乳酸閾値のこと。ぎりぎり疲労せずに長時間続けられる有酸素運動の限界値。パワートレーニングの
L4領域にあたる。
FTPもこの領域に含まれる。
LEVEL(レベル/L)
LEVEL(レベル)(略称L)とは、ゾーンとはと同義で、
FTP値を元に割り出した段階別で運動強度を示したもの。7段階にすることが多い。ダッシュでは色分けされたリング状表示で、現在出しているワット値のゾーンがどのレベルかを示すことができる。自分が鍛えるべき領域を可視化できるので、効率よく練習ができる。
【例】
■ L1(~55%):Active Recovery 回復走[楽である]
■ L2(56~75%):Endurance 耐久走[ほどほど]
■ L3(76~90%):Tempo テンポ走[ややきつい]
■ L4(91%~105%):Lactate Threshold 乳酸閾値[きつい]
■ L5(105~120%):VO2max 最大酸素摂取量[かなりきつい]
■ L6(121~150%):Anaerobic Capacity 無酸素運動容量[非常にきつい]
■ L7(151%~):Neuromuscular 神経筋パワー[最大限]
LSD(Long Slow Distance)
LSDとは(Long Slow Distance)の略。
練習方法としては文字通り「長く」「ゆっくり」「距離」を走る練習。
LSDという言葉は総称なので時間や距離には個人差があり、適切な時間や距離は人それぞれで異なるが、最低でも90分以上継続して走ることで効果が得やすいとされている。
効果としては長い距離を走りぬく為の脚力、有酸素運動能力の向上、素早い疲労回復が期待できる。
MMP(Mean Maximal Power)
MMP(エムエムピー)とはMean Maximal Powerの略で特定の持続時間での最大平均パワーのこと。任意の運動時間における、平均パワーの最大値。MMPグラフなどによって持続時間の違いによるパフォーマンスの差をチェックすれば、そのライダーが高い出力を出せる持続時間、逆に出力を出しにくい苦手とする持続時間を知ることができます。
NP(Normalized Power)
NP(エヌピー)とはNormalized Power=標準化パワーのこと。
運動強度を表せるよう補正したパワー値。運動中にパワー値の上下の変動が大きい時に、平均パワーではその時の運動強度を正確に表すことはできません。そこで計算によって、平均パワー値AP(Average Power)に補正を掛けて、実際に身体にかかっていた生理的負荷をパワー値で表せるようにしたもの。(出力の変動が大きいほどAPよりNPの方が高くなる。)
PWR(Power Weight Ratio)
PWR(パワーウエイトレシオ)とはPower Weight Ratioの略で体重1kgあたりのパワー値。パワー値÷体重で計算し、W/kgで表す。体重が重いと、その分自転車を前に進ませるためのワット値は上がってしまう。ダイエットとパワーアップを並行して行い、この数値を上げていく。〇倍で踏むなどの表現はここからきている。
ROUVY(ルービー)
ROUVY(ルービー)とはCG映像ではなく実写映像を使ったバーチャルサイクリングアプリ。実写映像コースに、プレイヤーとなるアバターや、リアルタイムのパワー値やリザルトボードなどが投影され、VR(仮想現実)空間内のサイクリングを楽しめるのが特徴。
SST(エスエスティー)-Sweet Spot Training(スイートスポットトレーニング)-
SST(エスエスティー)とはFTPの88%~94%の運動強度で
FTPを向上させるのに最も効率の良いトレーニング。パワートレーニング開始時は一番シンプルかつ、取り組みやすいメニューになります。
TSS(Training Stress Score)
TSS(ティーエスエス)とはTraining Stress Scoreの略で疲労度を表す数値。強度と時間を用いて割り出す。Tscoreと表現することもあり、数値が大きいと回復により時間がかかるとされる。
TSB(Training Stress Balance)
TSBとはTraining Stress Balanceの略で、
CTLから
ATLを引いた値。好不調を数値化したもの。これがプラスであればあるほど疲労から回復した状態で、マイナスが大きいほど疲労が蓄積している状態を表します。
VO2max
VO2maxとは最大酸素摂取量のこと。この値が高いほど、有酸素運動能力に優れているとされる。人が体内に取り込むことのできる酸素の1分間あたりの最大量。単位はml/kg/分 で、一分間で体重1kgあたり何ミリリットルの酸素を摂取できるかを表します。VO2maxは運動能力の指標になり、ご自身のフィットネスレベルの向上のために、数値を増やしていく必要があります。
ZWIFT(ズイフト)
ZWIFT(ズイフト)とは米国発のバーチャルサイクリングサービス(アプリ)。美しいグラフィックで描かれた仮想世界の中をサイクリングすることができ、ファンライドはもちろん、トレーニングやレースも行うことが可能。スマートトレーナーと呼ばれる室内トレーナーと組み合わせると、仮想世界の勾配に応じて自動で負荷が変わったりし、よりリアルな走行感を楽しむことができる。さらに、インターネットを通じ世界中のライダーと一緒に走ることができるのも魅力の一つ。